新型サブマリーナの難点?

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ロレックスから新作サブマリーナが発表されました。


巷ではちょっとした騒ぎになっていて、改めてロレックスの影響力の凄さに感心しています。


最初にケースサイズが40㎜ケースから41㎜に変更されたと聞いた時には、少し残念な気持ちになりました。

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やはり40㎜以下の小ぶりなサイズが平均的な日本人の体格に合いますし、腕時計が主張しすぎず上品な印象です。


ただブレスレットにつながるラグの部分が細くなったことから、数字的に気になるほど大型化した感じはしないかもしれません。




今回の新作で大きく評価している点は、従来のパワーリザーブ48時間から70時間になったことです。


既に他のGMTマスターⅡなどのスポーツモデルには新ムーブメントが搭載されていましたが、満を持しての変更です。


使わない時でも約3日間止まらないのは大きな魅力です。


2日間と3日間。


この差はとても大きく、特に複数の機械式腕時計を所有する人にとってはとても気になる点です。




昔はドレスコードがうるさくて、スーツにダイバーズウオッチは「なし」の時代もありました。


昔から007でジェームス・ボンドがスーツに合わせていた?


そうですね。


1962年公開の007シリーズの記念すべき第一作「Dr. No(ドクター・ノオ)」で、主演のショーン・コネリーがサブマリーナを着けていますが、あまりにも低予算映画だったため、監督自身の私物であったサブマリーナを着けていたそうです。
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また当時の若きショーン・コネリーは、スーツをプライベートではほとんど着たことが無かったそう。


彼が演じるジェームス・ボンドは英国諜報部MI6のエージェントですが、表向きはUniversal Exports(ユニバーサル貿易)という商社の社員です。


商社マンとして世界を飛び回るためにスーツは必須です。


スーツを着なれていなかったショーン・コネリーは、撮影のために寝るときもスーツを着て違和感が無いように努力したのです。


映画のためにジェームス・ボンドのイメージに合わせてサブマリーナを着けたわけではなく、たまたま成り行きで着けたという言い方が正しいかと思います。


1964年公開の007シリーズ3作目の「Goldfinger(ゴールドフィンガー)」では、なぜかベルトの幅があっていないという意味不明なほど適当です。
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映画は大ヒットしましたが、その頃の洒落者達は当然スーツにダイバーズウオッチは認めていませんでした。


でも時代が変わり、今やダイビングをしなくても、ダイバーズウオッチはオンオフ問わずどんなファッションにでも合わせることが「あり」となりました。
ダイバーズ - コピー.jpg

特にサブマリーナは非常にシンプルで程よいサイズ感から、実に幅広いシーンで活用可能です。




ロレックスのサブマリーナについて、僕があえて難点として挙げるのが2点あります。




1.人とかぶる


本当に驚くほど高確率で人とかぶります。
かぶる - コピー.jpg

ロレックスの、GMTマスターⅡや、シードゥエラーなど、一般の方から見ればサブマリーナと全く区別がつかないモデルも多いため、更にかぶります。
GMTMasterII - コピー.jpg

ロレックス全般に言えることですが、サブマリーナは1953年に世に知られてから大きくデザインが変わっていません。


ただ、サブマリーナを心底愛して所有している人にとっては、品番など詳細にこだわる方が多く、全く違うと主張する方もいます。


その場合、実際に他人から見てかぶっていたとしても、本人は全く気になりませんので、難点として捉える必要はなくある意味とても幸せです。


長きに渡り同じスタイルを踏襲していることは、別の視点から見れば、それだけ完成されたデザインとも言えます。


僕は、GMTマスターⅡを着けているときに、サブマリーナ、シードゥエラーを着けた方と商談で同席した経験がありますが、即座に自分の腕時計が見えないように隠しました。
会議 - コピー.jpg



2.盗難リスク


海外ではロレックスのサブマリーナが簡単に現金化し易いことから、盗難や強奪の被害に遭う可能性が高まります。
犯罪者 - コピー.jpg

気楽に着けたいのに、場所を選ばなければならないことはストレスになります。


僕は海外への出張や旅行に腕時計を2本持って行きたくないので、行先によって選択肢が大きく異なります。


現金化し易い腕時計ですので、資産価値が高いことは利点でもあります。


いつでも困った時に現金化可能な時計はそう多くありません。




結局上述の難点2点に関しては、同時に利点とも言えます。


ロレックスは人気があり過ぎる故にアンチロレックスの方も一定数いて、常に批判にもさらされています。


普遍的で完璧なデザインを纏い、そして最高の資産価値を誇るサブマリーナに比肩する腕時計は他に思い浮かびません。


よく言われるように、たかがロレックスされどロレックスですね。




1953年生まれのサブマリーナ。




日本はと言えば、小津安二郎監督の歴史に残る傑作「東京物語」が公開された年になります。
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主演は笠智衆と原節子です。


「東京物語」はタランティーノやスコセッシなどの名監督達が映画史上No.1作品として推薦し、2012年にBritish Film Institute(英国映画協会)が発表した史上最高の映画で堂々のNo.1になっています。


No.2には、キューブリックの「2001年宇宙の旅」、その他ヒッチコックの「めまい」、コッポラの「ゴッドファーザー」などがTop10に選出されています。




なぜ「東京物語」は、海外で史上最高の映画と称賛されたのでしょうか?




家族と時間と喪失に関する非常に普遍的な映画と評されたこの作品には、小津監督の「美しさ」へのこだわりを随所に見ることが出来ます。
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そして、撮影手法や役者の演技に至るまで何もかもが究極にシンプルです。


そのシンプルさはもはや芸術の域に達しています。


どこに手を加えてもその美しさが損なわれてしまうほどシンプルです。


そこにはハリウッド映画のような無用な爆発やバイオレンスは無く、奇跡も起きません。


時には冷酷なまでの日常が丹念に描かれています。


そのシンプルさはロレックスサブマリーナの魅力にも共通することで、あまりにもシンプルで普遍的なデザインだからこそ、手を加えること全てが改悪になるリスクを伴います。


多くの人が魅了されるのも納得です。

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