和紙とシチズンの融合
シチズンの最高級ライン「The CITIZEN」より、土佐和紙の文字盤を採用した光発電エコ・ドライブ搭載モデルが発売されます。
ケースやブレスレットはステンレスではなくスーパーチタニウムです。
通常チタンはステンレスのような輝きにはなりませんが、職人が手作業でザラツ研磨を施すことで、チタンとは思えないほどの鏡面仕上げになっています。
黒文字盤:AQ4030-51E
白文字盤:AQ4030-51A
発売日:6月14日(木)
価格:各370,000円+税
昨年も日本三大和紙の1つに数えられる「土佐和紙」を初めて文字盤に採用し高い評価を受けました。
昔から和紙は明かり障子などでも使われていて、外の光や影を自然に取り入れることで暖かい雰囲気を生み出します。
和紙は湿気を吸収したり放出したりする調湿機能を持っていますので、日本のような高温多湿な夏にはうってつけです。
今回のモデルは、そんな和紙の繊維が放つ自然な質感や光沢を楽しめ、黒色や白色の深みをとことん追求したこだわりの逸品に仕上がっています。
平安時代から続くと言われる「土佐和紙」だからこそ出せる質感です。
国の無形文化財や伝統工芸品にも指定されている「土佐和紙」ですが、後継者となる職人の育成が伝統を後世に残すための最大の課題となります。
エコ・ドライブと和紙。
伝統工芸と最先端テクノロジーの融合は、日本の伝統工芸を世界に発信するためにとても有効な手段です。
古新しい感じが絶妙で、ハイテクな工業製品に、和紙の温かいエッセンスを注入することで、全く別の世界が広がります。
「ザ・二ホン」って感じでイケてるでしょ。
和紙は、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、最近ますます海外から注目が集まり、和紙を使った照明やインテリアなど斬新なグッズが矢継ぎ早にリリースされています。
日本の伝統工芸の可能性を広げるという意味では、もちろん和紙文字盤だけではなく、漆やエナメル文字盤でも大きな相乗効果が期待できます。
今回のような伝統工芸とのコラボは、伝統工芸の素晴らしさを再認識させてくれるきっかけにもなり、企業としての貢献度はすこぶる高いですよね。
Images of the source: http://citizen.jp/
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