ロレックスの極限の検査とは?

かつて10社の時計メーカーの中から、人類初となる月への宇宙飛行にNASAが採用したのはオメガのスピードマスターでした。


極限の状況を想定した11項目にも及ぶ高低温、耐衝撃、耐圧力などの信頼性試験に、最後まで残った時計メーカーはオメガ以外にもう1社ありました。


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そうです。その1社とはロレックスです。


機種はコスモグラフでした。




ちなみに、ロレックススポーツモデル最高峰のデイトナの正式名称はコスモグラフデイトナです。


デイトナと呼ばれていることから起源はモータースポーツだと考えられていますが、実は宇宙を強く意識したモデルなんです。


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もしオメガではなくロレックスが月に行っていたら、今頃ムーンウオッチと呼ばれていましたね。






そもそも信頼性試験とはなんでしょうか?


信頼性とは、ある所定の条件下で、所定の機能が故障無く達成されるか検証することです。


例えば通常の使用で、購入した時計が1年未満で故障したらがっかりしますよね。


そうならないためにも、5年間、10年間といった各メーカーが設定した寿命に対して、故障しないような製品を製造する必要があります。






まず絶対に外せない信頼性試験が3つあります。



1.環境試験


温度、湿度、気圧、日射、帯電、振動、衝撃、塩分などが、製品にどれだけ影響するかを確認します。



2.寿命試験


あえて過酷な条件下に製品をさらし、短期間で寿命を予測したり、欠陥などを見つけていきます。



3.安全性試験


いかに安全に製品を使用することができるか確認します。





なぜ信頼性試験が必要なのでしょうか?



実際、信頼性試験には設備投資など莫大な費用がかかりますが、直接的な成果は見えません。


従ってコストにも跳ね返り、結果的に製品が高くなり売れなくなるといった悪循環を容易に想像してしまいます。


経営者が利益だけを追求すると、信頼性試験の優先順位は低くなります。


肝心なことは、たった1回の重大な品質や安全に関わる事故が、企業存続の危機に繋がるということです。




最も過酷な信頼性試験を実施しているのは、航空機や車など人の命に直結する業界です。


家電業界などと比べて、雲泥の差とも言えるほどシビアです。


それは、1回の不良発生が人の命を奪ってしまうことが容易に起こり得るからです。




時計業界はどうでしょうか?


電気を扱う家電業界よりも、さらに厳しくありません。


なぜなら、腕時計が直接的な原因で死に至ることはあり得ないからです。




そんな時計業界で、信頼性試験に極めて真剣に取り組んでいるブランドがあります。


「ロレックス」




彼らはその極限の検査をこう言っています。


「ロレックスの流儀 - TESTED TO EXTREMES」




今日はその検査について解説していきます。






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信頼性

試練と検査

卓越性の追求、絶対的なものへの探求、独創的なアプローチと革新的なソリューションの発見。常にこれらの代名詞となる企業は極めて稀である。海洋最深部から最高峰の山々、空、そしてサーキット。ロレックスの時計はあらゆる極限の状況下で試されてきた。大きな期待に応えるために、すべてのロレックス時計は極限まで検査された後、初めてロレックスの施設から出荷される。


昔から多くの冒険家がロレックスを選んでいるのには理由があります。


ロレックスは、どんな過酷な状況でも耐えられるモノづくりを実践しています。


だからこそ大幅なモデルチェンジを行いません。


しかし常に細かいマイナーチェンジをし、改良を重ねています。


つまり製品を少しずつ熟成させていく手法です。


決して誇張ではなく、究極の実用時計を作り上げようとする努力が随所に見られます。






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最高の安全性

オイスターロック

険しい山への登頂や深海への潜水だけでなく、不意の衝撃や動作によっても時計のブレスレットとクラスプに大きな力が加わることがある。ロレックスのプロフェッショナルモデルに搭載された新世代のオイスターロックは、開発過程において26種類ものさまざまな落下テストを受けている。さらに、砂を加えた塩水のタンクに浸され、クラスプの想定耐久年数の約3倍に相当する何万回もの開閉テストを行う。それは最も過酷な状況下において、完璧に機能するためである。


ロレックスのブレスレットは極めて高い耐久性を誇り、実用的でありながらとても美しい仕上がりになっています。


そしてこのブレスレットはロレックスの象徴とも言える普遍的なデザインです。


世界中の多くの時計メーカーが影響を受けていると言っても過言ではありません。


寿命の設定が長いだけでなく、通常の生活レベルを遥かに超えた検査も実施しています。


そして検査設備も常に最先端なものにアップデートされ、より信頼性の高いものに変化し続けています。






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耐衝撃性

衝撃テスト

ロレックスの時計は、発売前に20種類以上のさまざまな落下テストに合格しなくてはならない。最も厳格な認証テストは使用器具にちなんで「ベリエテスト」と呼ばれる。この独自の衝撃テスト装置は自動車の衝突時の数百倍、5,000 Gに相当する衝撃を時計に与える。しかし、時計は衝撃を受けた後も無傷で完璧に機能しなくてはならない。それは精度と外観における高度の実生活基準を満たし、ロレックスの名にふさわしくあるためである。


機械式時計にとって衝撃は最も厄介な相手です。


強い衝撃を与えると、いとも簡単にムーブメントに悪影響を及ぼします。


でも実生活では、意図せず強い衝撃が時計にかかることってありますよね。


予期せぬ事態をも想定したロレックスの衝撃テストは、期待を超える実用時計を作り上げようとする、彼らの気概を感じます。






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自然への挑戦

厳格な防水性能検査

オイスター パーペチュアル モデルのすべてにはオイスターケースが装備され、水、埃、衝撃そして圧力からムーブメントを最大限に保護する。出荷前にオイスターの時計はひとつひとつ水中に入れられ、保証された水深での水圧を10%、ダイバーズウォッチの場合は25%も上回る水圧にさらされる。つまり、すべてのロレックス オイスターは少なくとも水深100mまでの防水性能を持つ可能性があるというわけではなく、実際に防水性能を証明したのである。


過剰性能とも言えるロレックスの時計は、より顧客満足度を高めることに繋がっています。






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超深海

ディープシー 検査タンク

3,900m(12,800フィート)という超深海の水圧に耐えるために、ダイバーズ ウォッチのロレックス ディープシーは特別に設計された高性能タンクの中でひとつひとつ検査される。この重さ1.3トンのステンレススチール製の高圧タンクは一体成型で、水深4,875m(16,000フィート)での水圧を再現することができる。これは、時計のダイアルに表示されている水深より25%も超過する深さである。この水深で、時計にかかる圧力は4.5トンに相当する。このテストは破壊検査となることもあり、ほんの少しでも不具合があれば、時計内部で破裂を起こしてしまう。当然のことながら、販売されているすべてのロレックス ディープシーはこの検査に合格している。


バーゼルワールド2017の目玉となった「ディープシー」。


ロレックス自身が時計製造技術の最先端と自負する、新ディープシーに搭載されている傑作ムーブメントは全てこの厳しい検査に合格しています。






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劣化試験

数年を一週間で

プラン・レ・ワットの施設では、防護ガラスの向こう側で奇妙な白いロボットが昼夜を問わずあわただしく動いている。土台にしっかりと固定された多関節アームが、一定の間隔で時計をランダムな方向に動かしている。このロボットは実際のロレックスの時計装着者の動作をシミュレーションしているのである。それは、日常の動作からランニングなどの運動中の腕の動きまで、多岐にわたる。弱い衝撃は言うまでもない。このロボットは数年の装着期間を一週間でシミュレーションし、時計に現れる変化を開発者に迅速にフィードバックできるように設計されている。


一般的には加速劣化試験と呼ばれます。


このプログラムされた最新のアームロボットを使って、意図的に劣化を加速させることで寿命を確認しています。


さらに、少しでも時計に変化が生じれば、その原因を徹底的に検証します。






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高精度クロノメーター

グリーンのタグ

ロレックスの時計についているグリーンのタグは、“Superlative Chronometer”(高精度クロノメーター)であることを意味する。この特別なタグは、ムーブメントがCOSC(スイス公認クロノメーター)による公式認定を受けており、さらにロレックスが自社内で行う一連の最終検査を通過したことを証明している。ケーシング後のムーブメントのクロノメーター精度および、防水性能、自動巻、パワーリザーブを独自に検査することにより、ロレックスは機械式腕時計の卓越性において新たな基準を打ち立てた。グリーンのタグがついているすべてのロレックスの時計には5年間の保証が適用される。


ロレックスってこんなタグひとつをとってもデザインが凄くいいですよね。


決して華美ではなく、シンプルながらセンスを感じます。






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「ローマは一日にして成らず」


ロレックスに最もしっくりくる格言だと思います。


世界史の中でも、ローマの歴史ほどドラマがあって魅力的なストーリーは他にありません。


偉大なローマも歴史を紐解けば、もともとラテン人の小都市国家の一つにすぎませんでした。


しかし史上唯一、地中海世界を統一した大帝国となりました。


何かロレックスと重なるところがありますよね。






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さて、イタリアの中でもローマは大変特別な地域です。


見どころ満載でどれだけいても飽きない街です。


いずれローマについてもゆっくりご紹介できればな、と考えています。


それではまた。




Source of images: https://www.rolex.com/ja








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