オメガの時計と女性の権利

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オメガは女性用の腕時計に最も力を注いできたブランドです。


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1906年に世に送り出されたオメガ最古の女性用腕時計は、至って完成度が高く、今見ても色褪せないデザインです。


ルイ15世様式の分針が特に際立っています。






日本は大正時代(1912年-1926年)に、初めて女性用腕時計が普及し始めました。


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そして都会では一部の女性が着物から洋服を着こなすようになりました。


「モガ」(=モダンガール)の誕生です。


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一般的には、大正時代から昭和初期頃までのファッションをモガと呼びます。


で、男性のファッションは?


モボです。


えーと、モダンボーイの略です。






文字盤を内側にして腕時計を着けると、脇を締めたままの最小限の動きで時間を見ることができます。


大正時代、着物姿の女性が脇を開いたり腕を上げることは品格が低い行為と見なされていたため、必然的にこのような着け方が浸透したそうです。


この名残が今日まで続き、世界でも例が無い日本式の腕時計の着け方が定着したようです。








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20世紀は「女性の権利」が世界中で叫ばれました。


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そしてオメガの女性用腕時計の100年間の歴史と並行して、様々な分野で女性の権利が認められるようになりました。


一般的な人権問題と似て非なることは、長い歴史で刷り込まれた文化的偏見や価値観によって、男性が利益を得られるようになっている社会構造です。






女性の被選挙権を含む参政権が認められたのは、1894年のオーストラリア南オーストラリア州が世界初となります。


ちなみに被選挙権とは、国会議員や市区町村長になれる権利です。


日本で女性参政権が実現したのは第二次世界大戦後の1945年です。







FBIで女性の特別捜査官(Special agent)が誕生したのは1972年です。


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赤いドレスを身にまとった方が特別捜査官です。


特別捜査官としての女性登用は、女性の職業の幅を広げるための大きな一歩となりました。






1991年公開、アカデミー賞で主要5部門を受賞した「羊たちの沈黙」(The Silence of the Lambs)は、FBIの訓練生クラリスを中心にしたストーリー展開です。


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主演はジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンス。


フィクションでありながら、至る所にリアリティを感じさせるシーンがあって、ストーリーも映像も素晴らしい仕上がりになっています。


実際のFBI特別捜査官も、知能が高い連続殺人鬼を追ったり、潜入捜査などもある危険な職業です。


精神的にタフな方でないと務まらない仕事であることは間違いありません。





「THE ECONOMIST」


イギリスの雑誌ですがその半数が北米で読まれています。


厳密に言えば国際政治や経済を中心に扱う週刊新聞です。




ちなみに、アメリカで「ニュース」は国際ニュースを意味します。


アメリカに限らず、日本以外の多くの国では国際ニュースを中心的に扱うBBCやCNNが人気です。


ニュース=国際ニュースと認識する所以です。


日本のニュースは、国内の出来事を中心とした構成が主流ですね。





THE ECONOMISTは客観的で信頼性の高いデータを用いた鋭い分析が特徴で、世界中の多くのビジネスパーソンから絶大な支持を得ています。





「The Economist’s glass-ceiling index」

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今年THE ECONOMISTから発表されたガラスの天井指数です。


OECD加盟29カ国の働く女性の職場環境について調査しています。


ガラスの天井とは、実際の成果や実力に関係なく、人種や性別を理由に組織内で不当に低い地位を強いられていることを意味します。


この表では指数が低いほど、女性が働く環境が整っていないことになります。


韓国、日本、トルコがワースト3となりました。


日本が特に悪いのが、女性マネジメントの割合と、同学歴で比較した女性の経済参画率の低さです。


常に安定してトップ3に入るのは決まって北欧諸国です。


アイスランド、ノルウェー、スウェーデンに見習う点は多くあります。







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近い将来、日本の高齢化社会と人口減少は確実に国力を低下させます。




ニューヨークに本社を置く投資銀行のゴールドマンサックスが発表しているレポートがあります。


「男女の雇用格差を解消できれば、日本の就業者数は820 万人増加し、GDP の水準は15%押し上げられる可能性がある。」


つまり、女性が社会進出する数だけ労働力が増加し国力の増大に繋がります。






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スウェーデンでは男女平等について更なる高みを目指しています。


議論が男女平等だけに限らず、中立な言葉にも及びます。


例えば、hon(彼)やhan(彼女)の代替として、2012年から「hen」と言う中立な言葉を浸透させようとしています。


アメリカの場合は、通常公式文書などで「he or she」など男女平等な表現を用いなければなりません。






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ところでスウェーデンは昔から男女平等な社会だったのでしょうか?




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1960年代のスウェーデン女性の労働力率は50%程度でした。


今の日本と変わらない水準ですね。


それが現在では男性と同等の80%以上に改善されています。





1970年代、スウェーデンでは経済発展に伴う人手不足から、多くの労働力が必要になりました。


当時、最も革新的且つ効果的だったのが、社会保障や課税の単位を「世帯」から「個人」へと変更したことです。


これが動機づけとなり、それまで専業主婦だった女性が積極的に外に出て働くようになりました。






日本の労働市場は、既に女性の活躍抜きでは成り立たない時代に突入しています。


今こそがスウェーデンと同じように「価値の転換」を図るべき時です。






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