カズオ・イシグロの世界

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本日イシグロさんがノーベル文学賞を受賞しました。


昔から好きな作家の一人ですが、先ほど吉報を聞いた時には正直驚きました。




なぜかって?




だってノーベル文学賞は、必ずしもベストな作品が受賞するとは限らないからです。


昨年のボブ・デュランの受賞とかね。


ミュージシャンとして偉大なことは認めますけど、ノーベル文学賞はないでしょ。




今回のイシグロさんの受賞は、素直に嬉しい気持ちでいっぱいです。






イシグロさんの作品の中で僕が最も好きなのは、2005年発表の「わたしを離さないで」(原題:Never Let Me Go)です。





2010年には、マーク・ロマネク監督によって映画化されました。


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キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールドの二人の演技が非常に素晴らしく、映画は原作と全く違った魅力で楽しめます。




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イシグロさんは、1989年に英国貴族邸の執事を描いた「日の名残り」で名誉ある英国ブッカー賞を受賞し一躍時の人となりました。


彼が描く世界は極めて幻想的で、その表現の手法は驚くほど個性的です。


日本より海外での評価が圧倒的に高いのは、描かれる世界が「卓越した英語表現」によって構築されているからです。


日本語の翻訳には限界があり、どんなに素晴らしい翻訳でも、オリジナルと全く同じ世界観を表現することがとても難しいのです。






彼は以前、作家の役割は「感情」を物語に載せて運ぶことなのだと「WIRED」のインタビューで語っています。


確かにどの作品にも、「感情」が読み手に突き刺さるような圧倒的で斬新な表現が散りばめられています。






機会があれば、ぜひ原文でもイシグロさんの作品を読んでみて下さい。


きっと新しい発見が沢山あるはずです。




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